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2011-03-31

二〇三高地

福島第一原子力発電所の状況を見ていると、日露戦争の二〇三高地の激戦を連想する。小生が愛読する「坂の上の雲」の描写からの連想なので、司馬遼太郎の解釈からのアナロジーであることを最初にお断りしておく。

圧倒的に堅固な要塞を攻めあぐねているようにしか見えない。

総理大臣や官房長官は乃木大将か。東京電力は伊地知参謀か。

今回の事態は危機管理の中でも最も厳しいものである。対処すること自体に大きなリスクがあるからだ。費用対効果を徹底的に追求して、割り切った、大胆な策を講じなければならない。

「効果」とは、燃料が冷えることであり、放射性物質を閉じ込めることであることは、どなたもよくご存知だろう。

「費用」は、人命と時間である。東京電力の皆さんはもしかすると、あまりハッキリ自覚しておられないのではないか?

強い汚染・線量の環境下で人命をリスクに晒しながら作業が行われている。ひとつひとつの作業が、是非、効果的であって欲しいものだ。

効果が不明な作業は時間の無駄である。1つの目的に冗長な作業をすることも然り。メルトダウンの危機が迫り、避難されている多くの方々から人生の時間を奪っている。そして、メルトダウンしてしまえば、おびただしい数の人生が狂うのである。

児玉源太郎大将は何処? 登場が待たれる。

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