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2010-02-21

陶芸

少し前になるが、益子までドライブして陶芸品を見て回った。連れと揃いのマグカップも買ったりした。このことを母に電話で話したら「ハマダショウジは見たか?」と問われて、「誰それ?」と問い返したところ、母曰く「益子に行ってハマダショウジ見ずに帰ってきたんか!? アホやなぁ」。

まったくお恥ずかしい。人間国宝の濱田庄司のことである。母に教えられるまで小生は知らなかった。

益子に再度行く機会を探していたが、図らずも近所の笠間の陶芸美術館で濱田庄司の企画展が開催されたので、さっそく出かけた。

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GR DIGITAL III + SILKYPIX

展示されているどの作品にも小生は「素朴」という印象を持った。「民芸」を重んじた陶芸家とのことで、作風と相通じると思う。美術に疎い小生にとって芸術的にどれほど優れたものか何とも評価できないのだが、とにかく「上等」なものであることはわかる。同時に、どんな日本の家にあっても、浮くことはなく、しっくり馴染むものであることも容易にわかるのである。

同じ美術館の常設展示で松井康成の陶芸も見た。信じられないほどの細かい技巧を凝らした作品ばかりで、美しいこと説明するのに言葉が見つからない。「練上」という手法だそうで、異なった材料(粘土)を組み合わせることにより陶器本体そのものに模様を浮かび上がらせるのである。その模様が実に繊細で、また色もカラフルである。しかし小生が思うに日本の生活の中に置くにはちょっと無理がある。むしろヨーロッパでは非常によく理解される様式であろう。

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GR DIGITAL III + SILKYPIX

さらに、笠間高等学校美術科の生徒の皆さんの作品展も拝見した。

驚いたことに、小生が覚えている自身の高校時代よりも遥かに大人びたものがあるのである。それどころか、既に小生は高校生の皆さんの2倍以上も歳をとっているにもかかわらず、今人様にお見せしているもの―例えばこのブログの文章や写真の類―が、まだまだ幼稚なものであるとも感じた。

「最近の若者は云々」というステレオ・タイプな安易な見解は、大いに改めるべきと自戒を深めた次第である。

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