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2009-12-17

ハードディスク分解・破壊(2)

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GR DIGITAL III

プリント基板の下にあるクッション材を取り除くと、3個のネジ頭が現れる。これらが、磁気ヘッドが取り付けられたアームのピボットと、アームを駆動させるモーターの永久磁石を固定している。全て緩めて抜き取る。

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GR DIGITAL III

すっぽりと永久磁石のブロックが外れた。相当に強力な磁石であり、小さな金属片が固着してしまうと回収は容易ではないので要注意である。アームのピボットも外れたが磁気ヘッドから伸びるフレキシブル基板の端はまだ固定されたままである。

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GR DIGITAL III

フレキシブル基板の端もネジを緩めれば外れる。これでプラッター以外の主要部品は外れてしまった。たった2点のみである。ピボットをはさんでアームの反対側にはコイルが見える。このコイルを流れる電流を制御することにより、永久磁石の磁場内でアームを駆動する力が生ずる。

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GR DIGITAL III

磁気ヘッド先端を詳細に観察してみると、3個あるようだ。プラッターは2枚でその気になれば4面に記録できるはずだが、3面のみが使われている。

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GR DIGITAL III

最後に各プラッターを取り外す。回転軸の上端のプラグは圧着のような方法で固定されてはいなかった。これもやはりネジ止めである。おそらく微細な金属粉や歪みの発生を伴うような固定方法は用いることができないのであろう。

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GR DIGITAL III

これで情報が記録されているメディア本体を手にすることができたわけである。最終的にはこのプラッターから情報を読み取られる可能性をゼロにして作業を終えることになる。ここで暴力的な手段を用いるときが来た。

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GR DIGITAL III

今回分解したハードディスクのプラッターの母材はガラスで、その表面に磁気材料が塗布されている。ハンマーで打撃すれば粉々に砕けてしまう。これでもう情報を読み取ることはできまい。

【重要な注意】 ちなみに、非常に細かい破片が発生する。手や指にもつき易くそのまま目をこすったりすると危険である。吸引してしまうことも避けなければならない。大きな破片の断面や先端は非常に鋭く、ケガをしないように用心が必要である。撮影のために破片を露出させたが、砕く作業は、プラッターを丈夫な紙袋の中に入れてその外から打撃している。プラッターは故意に打撃しなくても、分解作業中に不用意な力を加えると割れる可能性も高いので注意深い作業が求められる。

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