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2009-10-30

コルドバ―滞在拠点

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GR DIGITAL III + SILKYPIX

コルドバでの滞在ホテルは有名なメスキータの直ぐ横である。駅からのタクシーが狭い路地の土産物街に入ってきたときには、土産業者と結託してボラれるのではないかと心配した。このメスキータの塔の前にタクシーが停まると、確かにそこに目的のホテルがあった。ホテルの名は「マイモニデス」である。綴りのとおり発音すればよいのだが早口で言おうとすると舌を噛む。

スペイン語の発音の音素は日本語と似ているように思う。綴りと音の対応も比較的簡単だ。ただ、スペイン人はものすごい速さで音素を発する。つまり、すごく早口に聞こえる。ただし、ひとつの単語に沢山の音素を含んでいるのかもしれず、文意を伝える速さの観点で早口かどうかはわからない。

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GR DIGITAL III + SILKYPIX

ホテルからメスキータの壁にそって川岸に向かって降りていく。仕事の場所は川の反対側のホテルである。そのホテルに滞在してもよかったのだが何せ宿泊料金が高かった。職場から支給される固定金額の滞在費では赤字になってしまうのである。

日本からインターネットで海外のホテルの検索や予約ができるようになったが、本当に便利な時代になったものである。価格面で折り合いのつくホテルだったが実際来るまではロケーションについては不安だった。来てみて大満足である。散策にも良いし、仕事へ毎日少し歩くのもとてもよい気分になれる。

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GR DIGITAL III + SILKYPIX

川はロマノ橋で渡る。橋自体が世界歴史遺産の一部をなしており非常に古いものらしい。コルドバの街全体に言えることだが、世界歴史遺産の中に現在の生活が共存しているので、景観や趣向を大きく変えない範囲で古いものにもどんどん手が加えられているのである。

考えてみれば、今新たに発見される遺跡であっても、建造当時のオリジナルな姿をしているわけではない。たとえば9世紀に新たに建造されたものでも、その後何世紀にもわたって増改築された後、数百年前に遺棄されて埋もれたのかもしれない。遺棄されずにずっと使われている古い建物であれば、脈々と増改築・修理を続けていることになる。現代において遺跡に手を加えることも、脈々とした営みのもっとも新しい一局面と見れば、特に悪いことでもあるまい。

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GR DIGITAL III + SILKYPIX

仕事の会議が開かれているホテル「エスペリア」。このホテルは遺産地区の外側に位置しているが、外観はちゃんと古い街にマッチしている。会議で話し合われる高度に技術的な話題と、古い街並みの景色は大きなコントラストだが、この違いが気持ちを豊かにしてくれる。

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